ローヤルゼリーは何歳から飲める？
ローヤルゼリーは栄養価が非常に高く、子供の成長を促すにはぴったりです。
小さなうちに飲ませておきたいと考えるお母さんも多くいることでしょう。
しかし安易に飲ませてしまうと体調不良やアレルギーに繋がる可能性も…。
ローヤルゼリーは何歳から飲めるのか、子供にとって危険性はないのか、詳しく見ていきましょう。
ローヤルゼリーは何歳から飲める？
ローヤルゼリーは蜂が体内で合成した天然由来の成分です。そのため、基本的には小さな子供が飲んでも問題ないとされています。
ただし、１歳未満の乳児には摂取させるのを控えましょう。
乳児はまだ胃や腸などの消化器官が未発達な部分があります。
そのため成分がうまく吸収できなかったり、場合によっては菌の繁殖による症状やアレルギー反応を引き起こすことも考えられます。
１歳を過ぎてからは体の免疫も強化されそういった症状は出にくくなりますが、10歳まではやはりまだ大人のようには消化吸収ができません。
安心して飲ませることができるのは11歳からと心得ておいた方がいいでしょう。
考えられる危険性
乳児ボツリヌス症
乳児には蜂蜜を与えてはいけない、というのを聞いたことがないでしょうか。それはハチミツに“ボツリヌス菌”という細菌が含まれている可能性があるためです。
花粉を原料とするローヤルゼリーにもそれが含まれている可能性は十分考えられます。
乳児はまだ抵抗力が弱く、このボツリヌス菌が口から入り腸内で増殖すると“乳児ボツリヌス症”にかかる恐れがあります。
主に便秘、全身の筋力の低下、顔面の無表情などの症状が見られます。
アナフィラキシーショック
体内に蜂に対する免疫があり、ローヤルゼリーの成分に過剰に反応してしまう場合があります。蕁麻疹、嘔吐、下痢、ひどい場合は意識障害や呼吸困難などに陥ります。
一度でも蜂に刺されたことがあるという人は要注意です。
とはいえ蜂の毒とローヤルゼリーは全く別の成分ですから、必ずしもそういった症状が起きるというわけではありません。
それでも心配な人は避けた方がいいでしょう。
子供にローヤルゼリーを飲ませる時は
まずは少量から摂取させるようにしましょう。上記の他にも、食物アレルギーとして症状が現れる可能性もあります。
栄養価の高い成分であることは確かですから、体調はどうか、アレルギー反応はどうかなどを確かめながら徐々にローヤルゼリーを摂取させるように心がけましょう。